パレスチナ自治区ガザ地区とエジプトを結ぶラファ検問所(写真:THX/TTXVN)

EU=欧州連合のカラス外交安全保障上級代表は27日、パレスチナ自治区ガザとエジプトの国境に位置するラファにおける国境管理支援を再開することで、EU加盟国の外相が合意したことを明らかにしました。この合意に基づき、EUはガザ・ラファ国境管理支援(EUBAM)を再配置し、監視活動を再開します。

カラス氏は、「停戦を支援する上で決定的な役割を果たす」との幅広い合意が得られたと説明したうえで、「これにより、多くの負傷者がガザを離れ、必要な医療を受けることが可能になる」と強調しました。

EUBAMは2005年に初めて配置されましたが、2007年6月のイスラム組織ハマスによるガザの占領を受けて活動が中断されていました。現在、待機状態にあるメンバーには、10人の国際スタッフと8人の現地スタッフが含まれています。

イタリア外務省と国防省は27日、既に派遣している2人のイタリア人に加え、国家憲兵隊(カラビニエリ)7人を追加派遣することを発表しました。両省は、「主な目的は、最大300人の負傷者や病人の移送を調整・促進し、人道的緊急事態において弱者の支援と保護を確実にすることだ」とコメントしています。

さらに、イタリアは「欧州国家憲兵隊全隊員を任地に運ぶ責任を負う」と表明し、スペインの治安警備隊(グアルディア・シビル)やフランスの国家憲兵隊(ジャンダルム)もEUBAMに加わる予定であることを明らかにしました。

今回の取り組みは、ガザの人道危機を緩和し、地域の安定化を目指すEUの重要な措置とされています。(ロイター)