イギリス首相とアイルランド首相(写真:AFP/TTXVN)

イギリスのEUからの離脱交渉は、EUに支払うべき分担金の額などについて双方の意見の隔たりが埋まらず、EUは来月4日のユンケル委員長とメイ首相の会談までに具体的な提案をするようイギリスに求めています。

こうした中、イギリスの新聞各紙は29日、分担金の額を450億ユーロから550億ユーロ(およそ6兆円から7兆円余り)の規模とすることで双方が折り合ったと伝えました。

これについてイギリスのジョンソン外相は、具体的な額についての言及は避けたものの、「座礁している船を海に戻し前に進むときだ」と述べ、協議の前進に期待を示しました。

一方、EUのバルニエ首席交渉官はベルリンで行われた講演会で、「引き続き協議を続けている」と述べ、分担金だけでなく北アイルランドの国境管理やイギリスに暮らすEU市民の扱いなどについても進展が必要との見方を示しました。

イギリスは、来月中旬に開かれるEU首脳会議までに分担金など離脱の条件をめぐる話し合いを進展させ、将来の通商関係などについて協議を始めることを強く望んでおり、難航する交渉が進展するかどうか注目されます。