メイ首相は2日ロンドンで演説し、来年3月29日に離脱したあとのEUとの経済関係についてみずからの考えを説明しました。
メイ首相は、EUの単一市場や関税同盟から離脱する考えを改めて示したうえで、「イギリスとEUの深い結びつきを反映し、世界に例をみないような広い分野にわたる緊密な自由貿易協定を結びたい」と述べました。
具体的には、航空や医薬品の分野ではEUの規制に従い予算も分担するほか、税関の手続きでも現状を維持する方法を模索するとしています。その一方で、農業や漁業ではイギリスが権限を取り戻し新しい枠組みを作っていきたいとしています。
EU側はイギリスが都合のよい条件だけを選ぶ「いいとこどり」は許さないとしていますが、メイ首相は「自由貿易協定は当事者の利益に応じいいとこどりをした結果だ」と反論しました。そして「交渉ごとですべてが思いどおりにいかないのはわかっている」としながらも「保護主義への懸念が高まる中、世界に手本を示すべきだ」とし、EUに理解を呼びかけました。
