シリアの戦火を逃れた難民を中心に100万人以上が地中海から流入した2015年の移民危機以降、受け入れ問題で加盟国間の溝が深まっていましたが、ようやく合意にこぎ着いました。
イタリアやギリシャなど地中海沿岸国は海から渡ってくる難民への対応で他の国々の支援を求めてきました。両国はこの日、12時間の交渉の末に合意を受け入れました。
具体的には各国が受け入れる移民・難民の人数枠を設けますが、受け入れを義務化せず、受け入れを拒否する国は代わりに、受け入れ国に1人当たり約2万ユーロの現金や資材、人材を提供すると定めました。
合意案は2024年のEU欧州議会選挙前に最終決定される見通しです。
難民申請が受理される可能性が低いと判断された移民がEU域内に何年もとどまることを防ぐために、新たに迅速な国境手続きも導入します。
ポーランドとハンガリーは合意に反対しましたが、賛成多数で承認されました。(ロイター)
