
イギリスのキャメロン首相
(写真:TTXVN)
EU=ヨーロッパ連合の首脳会議は、イギリスのEUからの離脱を防ぐための鍵を握る、EUの改革案について協議していますが、各国の意見の隔たりはなお埋まっていないものとみられます。
イギリスのキャメロン首相は、EU域内から移民が急増し、国民の不満が高まっていることなどを受け、こうした政策についてEUに改革を求めたうえ、離脱の賛否を国民に問う考えを示しています。
イギリスの求めを受けて、EUは今月、改革案をまとめ、18日夜からブリュッセルの本部で首脳会議を開いて協議しています。各国に示されている改革案には、域内からの移民に対する社会保障費の支給を制限することや、単一通貨ユーロを使わないイギリスの経済政策の独立性をユーロ圏の国々が尊重するよう求めています。
改革案の採択には加盟する28か国すべての合意が必要ですが、イギリスへの移住者が多いポーランドなどが社会保障費の制限に反発するなど、意見の隔たりは埋まっていません。会議を前にイギリスのキャメロン首相は記者団に対し、「難しい交渉になるが、われわれが望む条件以外で合意をするつもりはない」と述べて、各国に理解を促しました。
イギリスとEU各国は19日まで行われる首脳会議で決着を図りたい考えでおおむね一致していますが、詰めの協議は難航することも予想されます。
