戦後初めて軍用神経剤が欧州で使用されたことを受けた措置で、モゲリーニ外交安全保障上級代表に強化策を6月までにまとめるよう求めます。首脳はロシアを念頭に、宣伝工作やサイバー攻撃などもからめた「ハイブリッド戦争」への対応も協議します。
議論では、ロシア非難でどこまで踏み込めるかが焦点です。英仏独首脳はアメリカとの共同声明で「他に説得力ある説明がつかない」と事実上、「ロシアの責任」を指摘しましたが、19日のEU外相理事会の声明は英国の説明を「極めて真剣に受け止める」とするにとどまりました。
対露関係を配慮するギリシャやハンガリー、オーストリアが慎重姿勢を示したためとされ、会議ではメイ英首相が直接、各首脳に事件について説明します。
EUではプーチン露大統領の再選後、「常にパートナー」と祝辞を送ったユンケル欧州委員長に批判が上がる一方、トゥスクEU大統領が「祝う気分でない」とも述べ、対露姿勢の温度差が指摘されています。
