今回のEU首脳会議にはウクライナのゼレンスキー大統領がビデオ形式で参加しました。
ウクライナ大統領府のウェブサイトに掲載された原稿によりますと、ゼレンスキー氏は「ウクライナがロシアによる侵攻を食い止めているおかげで、特にバルト3国、ポーランド、モルドバなど、欧州の他の地域にロシアはまだ戦争を持ち込むことができていない」と述べ、EUに対し、航空システムの増強のほか、再建のための資金拠出などを求めました。
ミシェルEU大統領は「あらゆる手段を利用してウクライナに財政、軍事、人道、政治面での支援を提供することを固く決意している」と表明しました。欧州委員会のフォンデアライエン委員長は、EUは「必要な限り」ウクライナを支援すると述べました。
EU当局者は、EU首脳はウクライナの「軍事、財政支援の継続を確約」したとし、支援継続で一致団結していることが示されたと表明しました。ただ詳細については明らかにしませんでした。
一方、天然ガス価格に上限を設定する案については、ドイツ、デンマーク、オランダなどが反対する中、今回も合意できませんでした。ポーランドのモラヴィエツキ首相は首脳会議終了後に記者団に対し「電力価格を下げる必要があることは誰もが理解しているが、その手段については合意が得られていない」と指摘しました。アイルランドのマーティン首相も、合意が得られるまで為すべきことは多く残されていると述べました。
イタリアのドラギ首相によりますと、EUの執行機関である欧州委員会は20─21日に開かれる次回EU首脳会議に先立ち、エネルギー問題に関する提案を提示するとしています。(ロイター)
