しかし、外交筋によりますと、この日は決定が見送りとなり、25日に再度会合を開きます。
EU高官や外交筋らによりますと、EUはイギリスの要請通り3カ月の延期を容認する方向で、イギリスの用意が整えば期日前の離脱を認める決定が最も可能性の高いシナリオとなっています。
しかし、最大の不透明要因はフランスの見解といわれます。仏大統領府の関係筋は22日、英議会に採決の時間を与えるために数日の延長は容認する構えとしつつも、それ以上の期間を延長することには反対を唱えていました。
仏当局者は23日もこうした立場を崩さず、与党のEU問題担当議員は「延期は数日、もしくは数週間になる。一部で言われているような1月までの延期はあり得ない」と述べました。
あるEU当局者は、マクロン仏大統領がインド洋を訪問中であるため、フランスは方針決定になお時間が必要だとの見方を示しました。
離脱延期には加盟27カ国の合意が必要になります。EUが延期要請に応じれば、当初3月29日に設定されていた離脱期日の延期は3回目となります。フランスは過去2回の延期にも難色を示しましたが、最終的には受け入れた経緯があります。
ジョンソン英首相の報道官は、EUが3カ月の延期を受け入れるのなら、クリスマス前の総選挙実施が必要になるとしています。
英議会下院は22日、EU=欧州連合離脱協定関連法案を3日間で高速審議するための議事進行動議(プログラム動議)を否決しました。これを受け、ジョンソン首相が目指す10月31日付での離脱はほぼ不可能となりました。
