EUは6月30日までの2日間、ベルギーの本部で首脳会議を開き、今後の中国との関係について協議を行いました。
協議の結果をまとめた文書によりますと、加盟国は「EUと中国は貿易や経済において重要なパートナーであり続ける」などとして今後も中国への関与を続けていくことを確認した一方で、依存のリスクを減らしていく「デリスキング」についても進めていく必要があるという方針で一致したとしています。
会議のあとの記者会見で、フォンデアライエン委員長は「中国との経済的な関係においてわれわれのぜい弱性をいかに減らしていくかが議論の中心だった」と述べたうえで、レアアースなど重要資源の過度な依存を減らし、軍事利用される可能性のある先端技術の漏えいを防ぐことなどを目指す必要性を改めて強調しました。
また、首脳会議では台湾情勢をめぐっても意見が交わされ、会議でまとめた文書のなかでは「台湾海峡での緊張の高まりを懸念する」としたうえで、「力や威圧による一方的な現状変更の試みに反対する」という立場を示しています。
