両協定の署名は、6月30日にベトナム・ハノイで行われる予定です。閣僚理事会の承認を受け、欧州委員会のジャンクロード・ユンケル委員長は「本日のEU加盟諸国の決定を歓迎する。EUにとって、ベトナムはASEANでシンガポールに次いで貿易協定を締結する2位の貿易相手国である」と強調しました。
一方、EUのセシリア・マルムストロム通商担当欧州委員は「9500万人以上の人口を抱えるベトナムは有望な市場である。また、東南アジア諸国の中で群を抜いて迅速な発展を遂げていることから、欧州の企業にとって魅力的な目的地となっている」との見解を示すとともに、双方のFTAは経済的利益の傍ら、人権、環境保護、労働者の権利の尊重を強調するものでもあります。
なお、FTAの署名により、物品貿易では、ベトナム側のEU原産品に対する関税は全品目の65%が発効と同時に撤廃、その他も最長10年の段階的な逓減期間を経て、最終的に約99%が撤廃される見通しです。EU側もベトナム原産品への関税について71%が即時撤廃、残りも最長7年の逓減期間を経て撤廃を目指すとしています。
