フランスの新聞社が再びイスラム教の預言者の風刺画を掲載した(写真:ロイター)

(NHK) 厳格なイスラム国家として知られる中東のイランで19日、フランスの新聞社が再びイスラム教の預言者の風刺画を掲載したことに抗議する集会が開かれ、参加者たちは預言者の侮辱をやめるよう訴えました。

抗議集会は首都テヘランにあるフランス大使館の近くで開かれ、イスラム体制に忠実な民兵組織「バシジ」のメンバーの学生らおよそ2000人が集まりました。
参加者たちは、イスラム教の預言者の風刺画を再び掲載したフランスの新聞社の行為を批判したうえで「フランスに死を」などと声を上げ、フランス政府に対しても風刺画の掲載を擁護しているとして厳しく非難しました。集会は大きな混乱もなく2時間ほどで終わりました。
集会に参加した若い男性は、預言者の風刺画の掲載について「表現の自由を盾にする不快な行為だ。預言者はイスラム教徒の誇りであり、侮辱されて黙っているわけにはいかない」と強く反発していました。
厳 格なイスラム国家のイランでは、外務省の報道官が一連のテロ行為を非難する一方で、風刺画の掲載については「表現の自由の誤った行使だ」などと批判してい ます。19日には、この新聞社を支持する「私はシャルリ」というスローガンを一面トップで紹介したイランの新聞が、発行を禁止される厳しい処分を受けてい ます。