(NHK)フランス北部ノルマンディー地方で26日午前、教会に刃物を持った男2人が押し入って、86歳の神父を殺害し、もう1人に大けがを負わせ、男2人は警察に射殺されました。




検察によりますと、このうち1人は地元出身のアデル・ケルミシュ容疑者で、去年2度にわたって過激派組織IS=イスラミックステートが活動するシリアへの渡航を試みて当局に拘束されました。
地元メディアによりますと、ケルミシュ容疑者はことし3月に釈放されたあとも、当局が所在を把握するための電子装置を身につけさせられ、自宅からの外出を制限されていましたが、平日の午前中に限って外出が許されていたということです。

一方、容疑者の知り合いだという男性は「容疑者は1、2か月前からテロを起こすと話していた」と証言し、容疑者が繰り返し犯行をほのめかしていたことが明らかになっています。
容疑者が当局の監視対象でありながら凶悪な事件を未然に防げなかったことで、今後フランス国内でテロ対策の見直しを求める世論が高まることも予想されます。