(写真:AFP/TTXVN) |
大統領府は任期3年を過ぎ「新たな道を切り開くためだ」と説明しますが、仏メディアはフィリップ前首相の支持拡大に対するマクロン氏の焦りが要因だと指摘します。
マクロン氏は2017年の就任以来、富裕層優遇と野党が非難する税制変更を含む経済改革を進め、「金持ちの大統領」とやゆされてきました。新型コロナウイルス対策での不手際も批判を浴び、フィガロ紙によりますと、就任当初57%だった支持率は33%にまで低下しています。
一方、フィリップ氏は、18年に始まった反政府デモ「黄色いベスト運動」や年金改革で常に矢面に立ち、誠実に説明を尽くすことで株を上げました。フィガロによる世論調査での支持率は40%とマクロン氏を上回ります。
マクロン氏は今後、新型コロナ危機で棚上げ中の年金改革に着手する意向で、国民の反発が再び強まるのは必至です。経済改革をめぐるマクロン氏とフィリップ氏の意見対立がたびたび報じられており、フィリップ氏の発言力拡大をマクロン氏が懸念した可能性があります。(時事)

