事件の現場(写真:ロイター)

フランス南部ニースの教会で29日、教会の関係者など男女3人が男に刃物で襲われ死亡し、襲った男は警察官に銃で撃たれ、けがをして拘束されました。

検察の会見や地元紙などによりますと、拘束されたのは北アフリカのチュニジア出身の21歳の男で、先月14日にチュニジアをボートで出国したあと、イタリアを経てフランスに入国しました。

そして現場で、アラビア語で「神は偉大なり」を意味する「アラー・アクバル」と叫び、刃物3本のほか、イスラム教の聖典、コーランなどを持っていたということです。

フランスでは9月、パリの新聞社がイスラム教の預言者の風刺画を5年前に続いて掲載したあと、その旧本社前で男女2人が刃物で切りつけられる事件が起きたほか、10月16日にはパリ近郊で、表現の自由について教えようと、生徒に風刺画を見せた男性教員が刃物で殺害される事件が起きたばかりです。

検察は、今回はこの1か月余りで3回目のテロ事件で、表現や信仰の自由を攻撃しようというイスラム過激派の思想の影響が強いという見方を示し、犯行の動機などについて捜査を進めています。

(NHK)