
ミストラル級の強襲揚陸艦 (写真: AFP/TTXVN)
(NHK) ウクライナ情勢が緊迫するなか、フランスが2隻の強襲揚陸艦のロシアへの引き渡しを凍結していた問題で、両国は契約を破棄することで正式に合意しました。
これはフランスとロシアの大統領府が5日、同時に声明を発表したものです。フランスは4年前、ミストラル級の強襲揚陸艦2隻を、総額12億ユーロ (1600億円余り)でロシアに売却する契約を結びました。しかし、ウクライナ東部の戦闘にロシアが介入しているとの批判が強まるなか、フランス政府は引 き渡しを凍結し、ロシア政府もことし5月、購入を断念したと明らかにしていました。
フランスのオランド大統領とロシアのプーチン大統領は、契約を 破棄することで正式に合意したとしたうえで、ロシア側がこれまで支払った全額を返済することや、揚陸艦に取り付けられた装備品をロシア側に返却するとして います。フランス大統領府は「両首脳は交渉が友好的な雰囲気で行われたことを歓迎している」として、ウクライナ情勢に端を発した今回の問題が両国関係に影 響を及ぼしていないことを強調しました。
強襲揚陸艦を巡っては、ロシア政府が極東への配備を決めていたことから、東アジアの安全保障に影響を与えるおそれがあるとして、日本からも懸念の声が上がっていました。
