写真:ロイター



(NHK)フランス南部のニースで花火の見物客に向かってトラックが突っ込み、84人が死亡したテロ事件を受けて、フランスは16日から国を挙げて犠牲者を追悼する「服喪の日」に入りました。一方で捜査当局は、トラックを運転していた男と関わりがある数人を拘束して調べるなど、事件の背後関係について捜査を進めています。

フランス南部のニースで14日夜、花火を見物する人々が集まった遊歩道に大型トラックが突っ込んで暴走した事件では、これまでに84人が死亡し、52人が重体になっています。
フランスでは16日、3日間にわたり国を挙げて犠牲者を追悼する「服喪の日」に入り、事件現場には多くの市民が訪れ、ろうそくや花束をささげていました。
地元に住む男性は、「どんな理由であってもこんなむごい罪を犯してはならない。犠牲者の家族が気の毒でなりません」と話していました。
一方、捜査当局は、トラックを運転していて警察に射殺されたチュニジア人のモハメド・ラフエジブフレル容疑者(31)の周辺の捜査を進めていて、地元メディアによりますと、これまでに容疑者と関わりがある男4人を拘束したほか、チュニジア人の妻からも事情を聴いています。
この事件を巡って、過激派組織IS=イスラミックステートにつながりのあるメディアが16日、インターネット上で「ニースで作戦を実行した者はISの戦士だ」と伝えましたが、捜査当局は現時点で過激派組織との直接の関与を示す証拠は見つかっていないとしており、引き続き背後関係の解明が焦点となります。