
フランス警察が公表したモハメド・ラフエジブフレル容疑者の在住許可書=AFP/TTXVN
(NHK)フランス南部で花火の見物客に大型トラックが突っ込み、多数の死傷者が出たテロ事件について、捜査当局は、容疑者の男がパソコンで繰り返しイスラム過激派などについて検索した記録が見つかったとして、過激派組織のテロの呼びかけに応じた可能性があるとみて、動機の解明を進めています。
フランス南部のニースで今月14日、花火を見物する人たちが集まった遊歩道に大型トラックが突っ込んで暴走し84人が死亡したテロ事件について、18日、捜査を指揮するモラン検事が記者会見しました。
この中でトラックを運転していたモハメド・ラフエジブフレル容疑者(31)について、監視カメラの映像などから、現場の下見を繰り返したうえで、計画的に犯行に及んだという見方を示しました。そのうえで、「容疑者はこれまで豚肉を食べ、酒や薬物に浸るなど信仰心からはほど遠かった」として、イスラム過激派との継続的なつながりは確認できなかったとしながらも、最近になって急速に過激な思想に感化されたとの見方を示しました。
これまでの捜査で容疑者は、ことしの初めごろ知人にイスラム過激派が人質を殺害する映像を見せていたほか、容疑者のパソコンからは今月に入って過激派組織IS=イスラミックステートや、去年パリで起きたテロ事件、さらに先月アメリカで起きた乱射事件などを、頻繁に検索した記録が見つかったということです。
このため捜査当局は、容疑者がISなどによるテロの呼びかけに応じた可能性もあると見て、引き続き動機の解明を進めています。
