チェコの国際競技場で、警戒に当たる兵士



【時事】パリで起きた同時テロ事件を受け、欧州各国は14日、緊急会合で自国内のテロ警戒レベル引き上げを検討するなど対応に追われました。フランスと隣接する諸国を中心に、国境管理の厳格化や航空便での警戒を強化する動きが相次いでいます。
キャメロン英首相は治安担当閣僚による会合後、今回のテロについて「英国も同じ脅威にさらされている」と警告しました。ロンドン警視庁幹部は、全土で警戒態勢を強化していると明らかにしました。
ドイツのメルケル首相も緊急会議を招集し「フランスの状況および関連するあらゆる問題」を討議しました。ドイツ連邦警察によれば、独仏国境のほか両国を結ぶ空路や鉄道での出入国管理を強めました。
ベルギー当局は、対仏国境の警備を強化するとともに、週末に予定される大規模イベントでの警戒を呼び掛けました。ポーランドも「潜在的リスクのある場所」との空路を対象に、発着便のチェックを厳格化しました。
ロシアの通信社によれば、同国のテロ対策当局は声明で「新たな脅威を踏まえ、治安全体にわたり高度の警戒態勢を敷く」と発表しました。