写真:Europe1.fr

(東京新聞)フランスの風刺週刊紙シャルリエブド銃撃テロで、フランス治安特殊部隊は9日午後5時ごろ、容疑者の兄弟二人を、立てこもっていたパリ北東の会社で銃撃戦の末に射殺しました。一方、パリ東部のスーパーで人質を取って立てこもった男に対しても、ほぼ同じ時刻に治安部隊が突入し射殺したということです。店内では犯人のほか4人が死亡しているのが見つかりました。一連のテロの市民の犠牲者は警官を含めて計17人にのぼり、発生3日目に急転直下の幕切れを迎えました。

捜査当局の調べでは、実行犯はアルジェリア系の兄のサイド・クアシ容疑者(34)と、弟のシェリフ・クアシ容疑者(32)で、二人は7日、パリの週刊紙の本社を襲撃し、記者や警官ら計12人を自動小銃で射殺した後、車を奪うなどして逃走し、パリから約35キロのセーヌエマルヌ県ダマルタンアンゴエルの工業団地内の印刷会社に侵入しました。男性従業員が人質になったとみられていましたが、とっさに隠れて無事でした。兄弟が部隊に向けて自動小銃を乱射したため、 部隊が応戦して射殺しました。

一方、スーパーに立てこもったのはアメディ・クリバリ容疑者(32)です。8日にパリ南部で女性警官一人を殺害した犯人と同一人物でした。捜査当局によりますと、クリバリ容疑者は立てこもり中にテレビ局との電話で、兄弟を自由にすることを捜査当局に要求しました。そうしない場合は人質を殺害すると脅しており、捜査当局は複数のテロ事件が関係していたとみています。

クリバリ容疑者は九日午後一時ごろ、ユダヤ教徒のための食品スーパーに押し入り、自動小銃を発砲し、客や店員約20人を人質に取って立てこもりました。4時間後、特殊部隊が突入し、容疑者を射殺しました。