(朝日)ロシアのプーチン大統領が1日、訪問先のトルコで、ロシアから黒海を経由して中東欧に向かう新天然ガスパイプライン「サウスストリーム」の建設を中止する考えを表明しました。ウクライナ問題を理由にEU=欧州連合が建設に協力しないよう関係国に働きかけているため、としています。

プーチン氏は、トルコのエルドアン大統領との会談後の記者会見で「EUが(サウスストリームを)進めたくないのなら、進まないだろう」と述べた上で、「欧州の経済に損害を与えるだろう」と警告しました。ロイター通信によりますと、ロシアの天然ガス企業ガスプロムのミレル社長は「計画は中止された」と述べました。

会見でプーチン氏は、パイプラインが通過する予定のブルガリアを名指しし、EUから圧力を受けてパイプライン建設を凍結しているとの見方を示しました。その上で、ブルガリアはEUに損害賠償を求めるべきだと強調しました。ロシア産のガスへの依存度が高く、EUとの間で板挟みになっている中東欧諸国を揺さぶる 姿勢を見せました。