プーチン大統領=AP

(NHK) ロシアのプーチン大統領は、自国で開催中の国際経済フォーラムで演説し、イタリアのレンツィ首相がウクライナ危機以降、G7=主要7か国の首脳としてフォーラムに初めて参加するなか、「ロシアとヨーロッパは信頼を取り戻す必要がある」と述べ、ヨーロッパとの関係改善を訴えました。

ロシアのプーチン大統領は17日、サンクトペテルブルクで開催中の国際経済フォーラムに出席し、各国の政府や民間企業の代表の前で演説しました。
この中でプーチン大統領は、ロシアによるウクライナ南部のクリミア併合以降、ロシアとヨーロッパの間で互いに制裁を強化する動きが相次いだことに言及し、「今の破局を作ったのはロシアではない」と述べ、関係悪化の責任はヨーロッパ側にあると主張しました。そのうえで、「ロシアとヨーロッパは信頼を取り戻し、協力の水準を元に戻す必要がある。ヨーロッパの実業界はロシアとの協力を望んでいる」と述べ、ヨーロッパとの関係の改善を訴えました。
ことしのフォーラムには、イタリアのレンツィ首相がウクライナ危機以降、G7の首脳として初めて参加したほか、欧米のエネルギー企業のトップも参加し、外国からの参加者は去年に比べ15%増える見通しです。
ロシアとしては、このフォーラムを通して、欧米による制裁が続くなかでも関係改善を呼びかけたヨーロッパとの経済協力が進んでいることをアピールするものとみられます。