(NHK)フィリピンの警察と軍は13日夜、イスラム過激派組織アブサヤフが活動の拠点にしている南部のスルー諸島で、外国人とみられる男性の遺体の一部が見つかったと発表しました。




アブサヤフは、去年9月、ミンダナオ島近くにある島のリゾートホテルに押し入り、宿泊していたカナダ人の男性2人とノルウェー人の男性、それに、フィリピン人の女性の合わせて4人を連れ去りました。

その後、アブサヤフは、人質1人当たり日本円でおよそ7億円の身代金を要求し、ことし4月にはカナダ人の男性1人を殺害しています。さらに、フィリピン政府などに対して13日を交渉の期限に指定し、身代金を渡さなければ残る人質も殺害すると脅迫していました。
警察は、遺体の状況や特徴などから、アブサヤフが人質に取っていたもう1人のカナダ人男性を殺害したとみて身元の確認を急ぐとともに、ほかの2人の安否などについて捜査を進めています。

アブサヤフは、過激派組織IS=イスラミックステートに忠誠を誓っているとされ、フィリピン南部を中心に外国人観光客らを連れ去っては多額の身代金を要求する事件をたびたび起こしています。