【AFP】22日、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領(71)は自らの掲げる「麻薬撲滅戦争」で超法規的な殺人が横行していると批判されていることについて、国連事務総長や人権専門家を調査のためフィリピンに招待したと明かしました。


(写真:ロイター)

今年6月30日のドゥテルテ大統領就任以来、フィリピンでは「麻薬撲滅戦争」で3000人以上が殺害されています。これまでドゥテルテ氏は国連や人権団体からの批判を下品な言葉ではねつけていました。

22日に行った演説の中でドゥテルテ氏は、国連人権特別報告者と潘基文(バン・キムン)国連事務総長、欧州連合(EU)の担当者、それぞれの弁護士らを「我が国を訪れ、私を取り調べるよう招待した」と述べ、近く正式な招待状を送ると語りました。

その上でドゥテルテ氏は「しかし、彼らが私を尋問した後、私も公の場で彼らを1人ずつ尋問する。あいつら悪魔を私がどうたたきのめすか、そのとき分かるだろう」と述べました。

国連は先月、ドゥテルテ政権下における人権侵害の実態調査のためフィリピンを訪問したい考えを表明しましたが、フィリピン政府はこれを拒否しました。その後、ドゥテルテ氏は国連脱退をほのめかす発言をしたが、後に「ジョークだった」と釈明しました。