【AFP】フィリピン政府は14日、ベトナム東部海域(南シナ海)で中国が主張する管轄権を否定したオランダ・ハーグの仲裁裁判所の裁定を尊重するよう、中国政府に対し強く求めました。そのうえで、モンゴルで15日に開幕するアジア欧州会議(ASEM)首脳会合でもベトナム東部海域問題を提起する方針を明らかにしました。

ペルフェクト・ヤサイ外相
(写真:AFP)
フィリピン外務省の声明によりますと、ペルフェクト・ヤサイ外相がASEM首脳会合の議題の枠組みの中で「フィリピンのベトナム東部海域における平和的で規則にのっとったアプローチと、関係者が仲裁裁判所による直近の裁定を順守する必要性」を協議するといいます。
これに先立ち中国政府は13日、国際連合傘下の仲裁裁判所にはベトナム東部海域問題を裁く資格がなく裁定は偏っているとして、一切受け入れない方針を表明しました。ベトナム東部海域に防空識別圏を設け、外国籍の航空機に対して軍事的対応をとる可能性を警告しました。裁定が出る以前の11日にも、ASEM首脳会合はベトナム東部海域問題の協議に「不適切な場」であり、この問題をASEMの議題に含めるべきではないと主張していました。
