共同声明では、ベトナムとフィリピンの強化された戦略的パートナーシップの枠組みに基づき、両首脳が、二国間協力合同委員会(JCBC)、ベトナム・フィリピン貿易合同小委員会(JTC)、国防・安全保障対話、海洋問題に関する協議など、制度化された各レベルの対話・協力メカニズムを定期的に実施し、両国の相互補完的な潜在力を促進していくことで一致したとしています。 また、両首脳は、双方向の貿易機会の拡大や市場アクセスの改善、貿易・投資障壁の低減を通じて、より均衡の取れた形で二国間貿易額100億ドルの目標を上回ることへの期待を示しました。そのうえで、科学技術やイノベーション、デジタル化およびデジタル包摂、新技術、エネルギーなどの新たな協力分野の開拓に向けた取り組みを歓迎しました。 さらに両首脳は、研究や技術の応用・移転、人材育成を通じて農業分野の協力を一層強化するとともに、貿易・投資や農業分野における新たな協力の可能性を探ることを確認しました。また、違法・無報告・無規制(IUU)漁業の防止に向け、二国間協力を強化するよう呼びかけました。 両首脳は、観光振興に向けた協力を引き続き強化することを確認したほか、海洋科学研究、環境保護、海上連結性の向上、公海の保全などで協力していくことで一致しました。 両国は、防衛産業、軍医療、防衛貿易、捜索・救難、人道支援・災害救援、海上・航空安全保障、テロ対策、国連平和維持活動(PKO)などの分野で協力を拡大していくことも確認しました。 また、両国は、それぞれの国内法および国際慣行に基づき、フィリピン在住のベトナム人とベトナム在住のフィリピン人が生活し、働き、学ぶための環境整備を進めるとの約束を改めて確認しました。