旧暦3月10日にあたる4月9日午前、北部フート省にあるベトナム建国の祖フン王を祀る神社で、フン王を偲ぶための線香を手向ける儀式が行われました。

儀式には共産党政治局のレ・ホン・アイン局員、ベトナム祖国戦線中央委員会幹部会のグェン・ティン・ニャン議長、中央各機関や部門、各地の人民多数が参加しました。

儀式で、フート省人民委員会のチュ・ゴック・アイン( Chu Ngoc Anh)委員長は祝文を読み上げ、その中で、4千年にわたるベトナム民族の輝かしい伝統に対する誇りを表すと共に、ベトナム民族の先祖の功労に感謝の意を表明しました。また、フート省人民委員会のチュ・ゴック・アイン委員長は先祖に対し、国の建設発展事業において、党と国民が達成した大きな成果を報告しました。

フン王を偲ぶ祭りには線香を手向ける儀式の他、ベトナムの旧正月ちまきバインチュン、バインザイを作るコンテスト、銅鼓を打つ大会、フート省の伝統的民謡ハット・スアンの公演、レスリング大会などの活動も披露されました。特に、北部バクニン省、中部クアンビン省、南部ビンロン省、ロンアイン省の芸術団も参加し、それぞれの地方の伝統的民謡を公演しました。

一方、同日午前、ホーチミン市にあるフン王の記念地区で、フン王を偲ぶための線香を手向ける儀式が開催されました。その他、この記念地区には芸術、レスリング公演、人間将棋の披露、書籍展示会などの活動も行われました。

これより前の8日夜、南部カントー市はフン王を偲ぶ祭りに向けた芸術公演を行いました。そして、同日、世界の20の国々と地域に在留している70人からなるベトナム人代表団はフート省にあるフン王を祀る神社を訪れ、線香を手向けました。この代表団はフン王の功労に感謝の意を表明すると共に、国の安泰と繁栄、国外在留ベトナム人の健康を祈りました。オーストラリア駐在ベトナム人であるファム・ミン・ティム( Pham Minh Tiem)さんは次のように語りました。

(テープ)

「フン王を偲ぶ祭りに、フン王様に線香を手向けることができ、私と国外在留ベトナム人は嬉しく思っています。旧暦3月10日のフン王を偲ぶ祭りがやってくると、ベトナム人はどこに住んでいても、母国ベトナムに思いを馳せます。国外在留ベトナム人は母国が日増しに豊かになるため、母国の建設発展事業に貢献したいのです」。なお、ベトナム人にとって、旧暦3月10日のフン王を偲ぶ祭りは神聖なものとなってきました。