デモの大半は平穏に行われましたが、夕方以降、複数の主要都市で緊張が高まり、衝突が発生しました。
フランス内務省によりますと、全国のデモ参加者は推定41万人に上り、首都パリだけでも11万人が参加しました。参加者らは、生活費の負担軽減や教育予算の拡充、公共サービスの維持を求めました。
パリでは午後5時30分ごろ、デモ行進が終了する際、東部のポルト・ド・ヴァンセンヌ付近で衝突が発生しました。また、マルセイユやリヨン、ボルドーなどの都市でも、暴力行為や破壊行為が確認されました。
ローラン・ヌニェス内相は、全国で1000人近くが逮捕されたと発表する一方、暴力行為の規模は前の週より小さかったとの見方を示しました。
治安を強化し、略奪行為の再発を防ぐため、全国でおよそ7万人の警察官と憲兵隊員が配置されました。パリでは20を超える鉄道駅が閉鎖されたほか、多くの文化施設や店舗が、安全確保のため一時的に営業を停止しました。
今回の大規模なデモを受け、反政府運動「黄色いベスト」は、弾圧への抗議と市民的自由の擁護を掲げ、10月31日に再び集まるよう呼びかけました。
また、フランス労働総同盟(CGT)も、11月5日にストライキとデモを実施する計画を改めて表明しました。こうした動きから、政府に対する社会的な圧力は依然として収まっていないことがうかがえます。
