![]() |
システムの改修は1カ月後にも始まる見通しでしたが、それに間に合わないタイミングでの火災発生となった形です。
リオデジャネイロ消防署の広報担当者は、博物館に設置された消火栓2基について、2日夜の時点で水圧が不足しており、消防士らは池から水を引いて消火に当たらなくてはならなかったと説明しました。
リオデジャネイロ連邦大学のロベルト・レヘル学部長は3日、記者団に対し、防火システムを改修する計画は6月に承認され、そのための資金が10月にも拠出される見通しだったと指摘しました。金融機関での手続きもすべて完了し、拠出に向けた障害は何もなかったと述べました。
サレイタン文化相も、博物館の改修に充てられた予算の一部は防火システムを更新する費用に回す予定だったと明言しました。
現時点で出火原因は不明です。3日午後には博物館職員15人ほどが館内に入り、短い時間ながら収蔵品の回収を行いました。政府が運営する通信社によりますと、焼け焦げた木材やタイルの下に多くの収蔵品が埋もれている可能性があるといいます。
サレイタン文化相によりますと、被害の大半は博物館内の一部の建物に集中しており、図書館などに収蔵された50万点をはじめとする品々は焼失を免れたといいます。それでも1万1000年前にさかのぼる人骨やエジプトのミイラなど、2000万点を超える貴重な収蔵品が失われた恐れがあります。

