ブラジルのルーラ大統領=AFP/TTXVN

今月15日までの日程で中国を公式訪問しているブラジルのルーラ大統領は13日、最初の訪問先の上海で、中国やロシアなど新興5か国・BRICSのインフラ整備に融資を行う「新開発銀行」の本部を訪問しました。

ルーラ大統領は演説で「先進国が参加せず、世界規模で展開する初めての開発銀行だ」と述べ、その意義を強調しました。そのうえで「なぜ世界のあらゆる国々が通貨・ドルで貿易を行う必要があるのか疑問だ」と述べ、金融面でも新興国の存在感を高める必要があると訴えました。

続いてルーラ大統領は、中国の通信機器大手、ファーウェイの研究施設を訪問し、高速・大容量の通信規格5G関連の技術などを視察しました。

ファーウェイをめぐっては、アメリカが安全保障上の懸念があるとして厳しい規制をかけるなど、欧米各国で機器を排除する動きなどが広がっています。

一方、ルーラ大統領は、中国企業による投資を積極的に受け入れる方針で、同じBRICSの一員で、最大の貿易相手国でもある中国と幅広い分野で関係を強化していく姿勢を鮮明にしています。(NHK)