【Nikkei】4日、ブラジルのルセフ大統領の弾劾を審議している上院の特別委員会は上院本会議で弾劾審議を進めることを賛成多数で決めました。本会議では9日に弾劾法廷を設けるかどうかを正式に決める採決を行う見通しです。5日からのリオデジャネイロ五輪の開催中に大統領の弾劾が議論される異常事態となります。

(写真:TTXVN)
特別委での弾劾審議に関する投票は、賛成が14票、反対が5票でした。本会議では過半数が賛成すれば、弾劾法廷の設置が正式に決まります。最終的にルセフ氏の弾劾を決める投票は8月末となる見通しで、全81議員の3分の2にあたる54人が有罪と判断すればルセフ氏は失職します。地元メディアは失職の可能性が高いと報じていいます。
2011年に大統領に就任したルセフ氏は、国家会計を不正に操作したとして弾劾の審議を受けています。今年5月に弾劾手続きに入ることが決まり、最長180日間の職務停止措置を受けています。現在は副大統領のテメル氏が大統領の職務を代行しています。
ブラジルでは5日にリオ五輪が開幕します。マラカナン競技場での開会式ではテメル氏が開会宣言を行う予定です。ルセフ氏が失職した場合は、テメル氏が正式に大統領に昇格し、18年末までのルセフ氏の残りの任期を務めます。
