ブラジルで右派ボルソナロ前大統領支持者らが連邦議会や大統領府、最高裁を襲撃した事件を捜査している最高裁判事は10日、前法相で今月に首都ブラジリアの治安責任者に就いていたアンデルソン・トレス氏の逮捕を命じました。消息筋がロイターに語りました。罪状は不明です。
トレス氏は事件の責任を巡って批判にさらされていました。同氏は事件当日の8日にブラジルのメディアに対し、休暇でアメリカ・フロリダ州オーランドに家族と滞在していたと語っていました。オーランドはボルソナロ氏の現在の滞在先でもあります。
事件でこれまでに拘束された約1500人は1カ所の警察施設に尋問のため収容されています。SNSにはブラジル国旗をまとうなどした人々が地面でじかに寝ている様子などが投稿され、一部収容者はロイターに対し、拘束の期限は定められておらず、食事などの待遇がひどいと訴えました。
ボルソナロ支持者らはSNSでブラジリア以外での幹線道路や製油施設を襲い経済混乱を起こす計画も話し合っていました。消息筋2人によりますと、同国のエネルギー企業エレトロブラスは送電塔2カ所の損傷が首都襲撃と関係しているかどうかを調査中です。当局の捜査も広域にわたる可能性が出ています。(ロイター)
