G20大阪サミットに出席するため日本を訪れているEUのトゥスク大統領とユンケル委員長は、28日午前、G20の開幕を前に会場で記者会見しました。

この中で、ユンケル委員長は、激しさを増す米中の貿易摩擦について、「現在のアメリカと中国の関係は困難で、世界経済の減速につながっている」と述べ、両国の貿易摩擦が世界経済に悪影響を与えていると懸念を示しました。

そのうえで、ユンケル委員長は、ルールに基づく多角的な貿易体制を強化する必要があるとし、今回のG20での協議などを通じてWTO=世界貿易機関の改革をアメリカや中国、そして日本と連携して進めていきたいとする考えを強調しました。

一方、トゥスク大統領は、緊張が高まるイラン情勢をめぐり、「私たちはイランに核合意の順守を強く求めていく。地域と世界の安全にとって重要なことだからだ。EUはイランの核合意順守にむけてこれからも力を尽くしていくしイランの状況を注視していく」と述べ、今回のサミットなどを通じて中東情勢の安定化に向けて各国と連携を深めたいとの考えを示しました。