アメリカの首都ワシントンにあるEU代表部について、トランプ政権は去年、事前の通告なく、国家の大使館クラスから国際機関の代表部の地位に格下げをし、貿易などをめぐって意見の隔たりが大きいEUへの不満が背景にあるものとみられていました。
こうした中、EU駐在のアメリカの代表部は4日、「アメリカ政府はEU代表部を再び、国家の大使館と同等であると認める」という声明を発表しました。
この中で「EUは他に類を見ない重要な組織で、世界の安全と繁栄を確かなものにするうえで、アメリカの最も重要なパートナーの1つだ」としています。
これを受けて、EUの報道官は4日の会見で、アメリカの決定を歓迎しました。
EUの外交筋は「地位の格下げにはアメリカ側でも異論があったほか、貿易などの協議を続けるEUとの関係を冷え込ませたくないと考えたようだ。今月、新しいEU大使がワシントンに着任するタイミングに合わせたのではないか」として、トランプ政権がEUとの関係は維持していく姿勢を示したとの見方が出ています。
