国連政府間会合の様子=国連駐在ベトナム代表団

各国の管轄権が及ばない公海の生態系保護を目的とした初の国際協定が19日、ニューヨークの国連本部で開かれた政府間会合で採択されました。発効すれば、生物多様性を保全し、持続可能な利用を目指すための保護区域設定が可能となります。

公海は世界の海の6割以上を占めています。協定は、開発事業など公海での活動前に環境影響評価を実施するよう求めました。また、新薬開発など海洋生物を利用して得た利益の公平な分配も柱に掲げました。途上国が保全活動に取り組めるよう先進国が資金を拠出することも盛り込みました。

発効には60カ国の批准が必要です。日本政府は今後、内容を精査し、締結の是非を検討するとしています。(時事通信)