これに先立ち、ファム・ミン・チン首相は年初からの10か月間の社会経済状況を報告し、国会議員の質疑に答弁しました。

報告によりますと、年初から10か月間、社会経済状況は引き続き前向きに回復しています。CPI=消費者物価指数の平均増加率は2.89%となり、FDI=外国直接投資の実行額は2021年同期比15.2%増にあたる174億5000万ドルに達しています。また、輸出入総額は14.1%増にあたる約6160億ドルにのぼり、新規設立され、または事業を再開した企業は17万8000社となったということです。

他方、今後の外交路線について、チン首相は「ベトナムは、平和、協力と発展を目指して、独立、自主、国際関係の多様化、 全方位、全ての国の友人、信頼できるパートナーで、国際共同体の責任ある一員になっているという外交路線を堅持している」と強調しました。

新型コロナウイルス感染症の予防対策について、チン首相は、「現在、ベトナムは感染症を基本的に抑制している。政府は人民の健康を第一にして、全政治システム、全国民の参加、および国際友人の支援により、感染症との闘いを促進する方針である。政府は感染症予防対策の総括会議を開催する」と明らかにしました。

社会保障の確保について、「社会保障事業は、今ほど良好に行われたことはありません。具体的に、政府は社会保障事業に約35億ドルを拠出したほか、低所得者向けの100万棟の家を建設し、近日中に、公務員の賃金上昇、定年退職者の手当増額を実施する」としています。

経済の方向について、チン首相は次のように明らかにしました。

「マクロ経済の安定、インフレの抑制、貿易収支バランスの確保を堅持します。消費、投資、輸出という3つの成長エンジンに集中して、様々な方策を講じて、この目標を実現しましょう」

これとは別に、チャン・タン・マン国会副議長は、2日間半にわたって行われた質疑応答を総括し、次のように強調しています。

「首相、各副首相、大臣らは国会議員から出された多くの問題点を明確にし、適切な方策を提示したほか、近日中に問題点の解決を公約しました」