
国際支援団体の国境なき医師団は13日、西アフリカで感染が広がっているエボラ出血熱について、血清や未承認薬を使う試験 的な治療をギニアの3カ所で12月に始めると発表しました。フランス国立保健医療研究所、ベルギーのアントワープ熱帯医学研究所、国際重症急性呼吸器・新興感 染症協会の3機関が協力します
感染が集中する3カ国での本格的な臨床試験は初めてです。フランスの研究所は富士フイルムホー ルディングスの子会社が開発したインフルエンザ治療薬「アビガン」を200人の患者に投与します。イギリスのオックスフォード大学の研究者らが参加する国際重症急性呼吸器・新興感 染症協会はアメリカのバイオ企業が開発中の抗ウイルス剤「ブリンシドフォビル」を使います。未承認薬は、いずれもプラセボ(偽薬)を使わない手法で治験に取り組むとしています。熱帯医学研は100人に回復した患者の血液を使います。
西アフリカを中心に感染が広がっているエボラ出血熱について、WHO=世界保健機関は、9日までに死者が5000人を超え、疑い例を含めた感染者が、1万4,098人にのぼり、死者は5,160人に達したと発表しました。中でも、シエラレオネでは、感染者が増え続けているほか、マリでも2次感染発生のおそれが指摘されています。
