国連の安保理で開かれた公開討論には60か国以上の代表が出席し、各国からはアメリカとイランに対し、武力行使ではなく対話を通じた解決を求める声が相次ぎました。
アメリカのクラフト国連大使は、アメリカ軍がイランのソレイマニ司令官を殺害したことについて、自衛権の行使であり正当だと主張したうえで、「アメリカ国民を守るためには今後も断固として自衛権に基づく措置をとる」と述べ、イランをけん制しました。
そのうえで「アメリカは対話を求める人々とともに取り組むことを強調したい」と述べ、イランに対し対話を呼びかける姿勢をアピールしました。
これに対しイランのラバンチ国連大使は、8日にイラクに駐留するアメリカ軍に向かって弾道ミサイルを発射したのは「国連憲章が定めた固有の自衛権に基づいて、アメリカのテロ攻撃に正確かつ相応の反応をした」と述べ、攻撃を正当化しました。
そして、この日、アメリカのトランプ政権がイランへの追加制裁を表明したことを念頭に、「不法で一方的な制裁を拒否する」と述べ、アメリカ側の対話の呼びかけには一切反応せず、強い反発と警戒心をあらわにしました。
