国連の専門機関である国際海事機関(IMO)は、25日の夜、紛争によりペルシャ湾で立ち往生している600隻以上の貨物船と約1万1000人の船員の救出作戦を中断すると発表しました。この決定は、25日の夕方遅く、オマーン湾で国籍不明の貨物船が攻撃を受けた直後に下されたもので、この攻撃による死傷者は出ていません。

アメリカとイランが今月中旬に暫定合意に達して以来、この海域で貨物船が攻撃されたのは今回が初めてです。今回の事案は、紛争によってホルムズ海峡が閉鎖されたためペルシャ湾に取り残された数百隻の貨物船と、およそ1万1000人の船員を救出するため、IMOが今月23日に特別作戦を開始した矢先に発生しました。

25日の午後、オマーンはIMOと連携し、ホルムズ海峡を通過する船舶のための専用航路を指定したと発表しました。しかし、イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)の海軍はこれに反対し、イランが指定したルート以外のいかなる航路も受け入れられないと表明しました。

また、ホルムズ海峡をめぐり、アメリカの国務長官と、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、クウェート、カタール、バーレーン、オマーンで構成される湾岸協力会議(GCC)加盟国の外相らは、25日に共同声明を発表し、同海峡の再開を求めるとともに、この特別な国際航路に対する通航料の徴収に強く反対しました。この声明は、イランがホルムズ海峡の主権を繰り返し主張し、同海域を通過する船舶から一定の料金を徴収する方針を示している中で発表されたものです。(VOVのエジプト支局)