国連の気候変動による「損失と損害」に対応するための基金は10月22日、深刻な洪水被害を受けたネパールからの要請を受け、2000万ドルの支援を行うことで合意しました。

基金が設立以来、特定の国への資金援助を決定するのは初めてで、その信頼性と実効性を試す重要な一歩となります。

2022年の設立以来、初めて開かれた臨時会合で、基金の運営理事会は、南アジアのネパールに2000万ドルを拠出することを決めました。

ネパールでは今年8月、気候変動による氷や岩石の崩落をきっかけに、津波のような破壊力を持つ大規模な洪水が発生しました。この災害で1400人以上が死亡し、5000人以上が行方不明となりました。

ネパール政府は、災害からの復興に47億8000万ドルが必要だと推計しています。このため、今回の2000万ドルの支援は、必要額全体の0.5%にも満たない規模です。

また、2000万ドルは、各国が1件の支援申請で要請できる上限額でもあります。