(写真:CNN) |
7日に起きた今回の事件は、中南米最貧国のハイチを混乱に陥れました。ポルトープランスの街は緊迫し、商店や銀行、ガソリンスタンドは営業を停止しました。主要空港も閉鎖され、隣国ドミニカ共和国との国境は封鎖されました。暗殺犯の身元や動機は明らかになっていません。
同市からビデオ会議を通じニューヨークで記者会見したハイチ国連大使は、犯行グループのうち4人が警察により殺害され、6人が身柄を拘束されたと説明しました。「より大きな容疑者グループが市内2か所の建物に逃げ込み、現在警察に包囲されている」と明らかにしました。
マティアス・ピエール選挙担当相は、拘束された米国籍の容疑者はハイチ系の人物だと説明しました。一方で米国務省は、自国民が拘束されたことは確認できていないとしています。
ハイチでは以前から議会が機能しておらず、国政は大統領命令により行われていました。さらに今回の事件を受け、大統領に代わる指導者となる首相の職を2人の人物が主張する事態ともなっています。
3か月前に就任したばかりのクロード・ジョゼフ暫定首相は今月5日、モイーズ大統領により後任人事が発表されており、近く退任する予定でした。後任に指名されたアリエル・アンリ氏はジョゼフ氏について、「私の意見では、もはや首相ではない」と主張しています。

