殺されたハイチのモイーズ大統領が暗殺数日前に首相に任命していた神経外科医アリエル・アンリ氏=in-24.com

ハイチのモイーズ大統領暗殺事件を受け、モイーズ氏の職務を代行していたジョゼフ暫定首相が20日にも首相職を辞任する見通しになりました。後任は事件2日前にモイーズ氏から首相に指名された医師のアンリ元内相が就任する予定です。ロイター通信などが19日、政府高官への取材を基に報じました。

ジョゼフ氏は19日付のアメリカ紙ワシントン・ポストのインタビューで「できるだけ早く権力を移行する」と述べていました。アンリ氏と協議を重ね、交代に同意したと明かしました。ジョゼフ氏は兼任している外相にとどまるとの見方があります。

アメリカやフランス、ドイツなどの駐ハイチ大使らで作る外交グループは17日にアンリ氏の首相就任を支持し「合意に基づく包括的な政権」樹立を求める声明を発表していました。

暗殺事件では、実行役とみられるコロンビア人元兵士やモイーズ氏の警備担当トップら20人以上が拘束されました。さらに、ジョゼフ氏が事件の黒幕との見方がコロンビアの有力テレビ局の報道で浮上しました。

事件で重傷を負いアメリカで治療を受けていたモイーズ氏の妻マルティーヌさんが17日に帰国しました。マルティーヌさんも参加した葬儀が23日に執り行われる予定です。(毎日新聞)