アメリカのホワイトハウスは11日、トランプ前大統領がメキシコとの国境沿いの壁を建設するために出した非常事態宣言をバイデン大統領が解除したと発表しました。

トランプ前大統領はおととし2月、議会の承認を経ずに迅速に措置を取ることができる非常事態宣言を出し、大統領の権限で国防予算の一部を転用して、国境の壁の建設を行ってきました。

国境の壁の建設をめぐってバイデン大統領は、すでに就任初日に非常事態宣言は不当なものだったとして、大統領の権限で宣言を解除し壁の建設を停止するための文書に署名していて、この手続きが正式に実行された形です。

国境の壁の建設はトランプ前大統領の主要な公約の一つで、バイデン大統領は前政権がアメリカ第一主義を掲げて行ってきた政策からの転換を進めています。(NHK)