討論の冒頭、オーストラリアの副首相兼国防相、リチャード・マールズ氏は、海底通信ケーブルに依存するインフラの脆弱性について指摘しました。
マールズ氏は、オーストラリアのインターネット通信量の99%がわずか15本の海底ケーブルに依存しており、これらのケーブルは常に切断のリスクにさらされていると指摘したうえで、次のように述べました。
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「ルールが守られるとき、小国にも発言権と自己決定権が保障されます。しかし、ルールが力に屈すれば、主権は強者だけの特権となってしまいます」
また、中東情勢の緊張によってホルムズ海峡を通過する船舶が大幅に減少していることに触れたカタールの国防担当副首相、シェイク・アル・サーニ氏は、国際的な海上交通路を政治的な圧力の手段として利用することに反対する考えを示しました。
(テープ)
「海上航行の自由は当然のものと受け止められがちですが、各国の繁栄や世界の貿易、そして世界経済の成長は、その上に成り立っています。カタールは国際水路を政治的圧力の手段として利用することに断固反対します。このような前例を許せば、現在ホルムズ海峡で起きていることが、インド太平洋地域をはじめ世界のほかの地域でも起こりかねません」
このほか討論では、海洋における法の支配を維持するため、各国が連携を強化するとともに、AI=人工知能や衛星技術の活用を進める必要があるとの意見が相次ぎました。
