パキスタンのカーン前首相は、早期の解散・総選挙を訴えて活動してきましたが、現在のシャリフ政権と対立する中で今月、現地の捜査当局に汚職の容疑で逮捕されました。

しかし、現地の最高裁判所が11日、逮捕は違法だとして、捜査当局に釈放を命じ、これを受けてカーン氏が党首を務める「パキスタン正義運動」はカーン氏の審理が行われるイスラマバードの裁判所の近く12日に集会を呼びかけました。

呼びかけを受けて数十人の支持者が集まったところ、治安部隊が駆けつけ、一人一人を殴るなどして拘束し、車両で連行していきました。

現地では、カーン氏の逮捕のあと、各地で支持者による抗議活動が相次ぎ、一部が治安部隊と衝突して、全土で8人が死亡し、イスラマバードには治安維持のため、軍も派遣されています。
カーン氏と対立するシャリフ政権の閣僚は、現地メディアに対して、カーン氏を再び逮捕することも示唆していて、混乱が長引くことが予想されます。(NHK)