(写真:ロイター)

カーン氏は、首相在任中の2018年から昨年までの間に外国からの贈答品を不正に売却したとする選挙管理委員会の調査報告を受けて、起訴されていました。

判決後に東部ラホールで拘束され、首都イスラマバードへ移送されています。

カーン氏が率いる野党、パキスタン正義運動(PTI)によると、同氏は最高裁判所に上訴しました。

本人は拘束前の5日に収録された支持者への動画で、「自由と人権」を守る平和的な抗議行動を呼び掛けました。自分は「パキスタンの子どもたちの将来」のために闘っているとも訴えました。

カーン氏は昨年、議会での不信任決議で失職。シャリフ現政権が軍の上層部や米国と共謀して自身を追放したと主張し、抗議デモを率いてきました。

政権側は政治的意図を否定しています。アウラングゼーブ情報相は、カーン氏が弁明の機会を十分に与えられたにもかかわらず、言い逃れや先延ばしに終始したと非難しました。同氏に向けたメッセージとして「あなたの時代は終わった。これ以上国民をあざむいたり、ごまかしたりすることはできない」と述べました。

パキスタンの若者たちの間では、政界や軍への怒りと失望に物価高への不満や反米感情が加わり、カーン氏への共感が高ました。同氏が5月に別の容疑で一時的に逮捕された時は、支持者らのデモ隊と警察の間で激しい衝突が起きました。しかし、今回の拘束に対するデモの兆しは、今のところみられません。(CNN)