ラオスのトンルン・シスリット国家主席
(写真:TTXVN)

パキスタンでは大規模インフラ整備事業「中国・パキスタン経済回廊(CPEC)」が計画されている。カーン氏は「一帯一路の旗艦事業だ」と述べ、計画を推進する姿勢を示しました。「アジアには経済、貿易、投資参加の十分な余地がある」とも述べ、日本などにも投資を呼び掛けました。

カーン氏は経済を速やかに回復させるためには「保護主義の誘惑に抵抗しなければならない」と強調しました。財政難に直面する途上国の支援や、アジアで温暖化ガス排出削減を進めるための投資を訴えた。深刻化する米中対立を念頭に「アジア太平洋地域で大国間の競争と緊張を避けることが重要だ」とも指摘しました。

ラオスのトンルン・シスリット国家主席も同日講演し「グローバル化に戻る道のりでは、戦争や武力行使を引き起こすような行動は避けなければならない」と強調しました。

米国のトランプ前政権が自国優先主義を唱え、米中対立が激化したことが念頭にある発言とみられます。ラオスは中国と経済、政治の両面で関係が深いです。トンルン氏はアジアが新型コロナウイルス後の世界成長で重要な役割を担うとして「平和と安定のもとでのみ、効果的な回復が達成できる」と緊張緩和を促しました。

(日経)