12月29日、イスラエル軍の空爆後、がれきの中に立つパレスチナ人=IRNA/TTXVN |
アメリカのネットメディア「アクシオス」は29日、イスラエル当局者の話として、イスラム組織ハマスが「パレスチナ自治区ガザで拘束する人質40人以上の解放と最大1カ月間の戦闘休止」に関してイスラエル側と交渉を再開することに「基本的に同意した」と報じました。仲介役を担うカタールがイスラエル側に伝達したということです。ただ、「溝はまだ大きい」(イスラエル当局者)といい、戦闘休止への具体的道筋はまだ見えていません。
AFP通信は30日、ハマス代表団が29日にカタールと共に交渉を仲介するエジプトの首都カイロを訪れ、エジプト側と停戦案について協議したと報じました。エジプトは戦闘休止とともに、人質とイスラエルが収監するパレスチナ囚人の一部解放から始まる「3段階停戦案」を示していました。
こうした中、イスラエル軍はガザ全域での攻撃を継続しました。イスラエルのメディアは30日、軍がガザ南部ハンユニスのハマスの情報部門本部を急襲したと伝えました。同本部はハンユニス地域での諜報(ちょうほう)活動を担っており、同じ施設に武装組織「イスラム聖戦」の作戦室もあったということです。
一方、イスラエル軍は29日、ハマスのガザ地区トップ、ヤヒヤ・シンワル氏が潜伏場所として利用していたアパートと、その地下で発見したトンネル網を破壊したと発表しました。潜伏先は複数あるとされ、今回爆破したのはガザ市のものということです。トンネル内には電気設備や休息部屋などがあり、「明らかに高官が利用していた」と分析しました。(時事通信)

