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韓国で、重い肺炎などを引き起こす「MERSコロナウイルス」に感染した人が新たに5人増えて35人となり、韓国政府は医療機関や自宅に隔離する対象をおよそ1600人に拡大するなど対策を強化しています。

韓国の保健福祉省は4日、重い肺炎などを引き起こす「MERSコロナウイルス」に、新たに5人が感染していたことが確認されたと発表し、これまでの感染者は死亡した2人を含め35人となりました。

韓国では先月、サウジアラビアなどから帰国した男性が「MERSコロナウイルス」に感染していたことが確認され、その後、この男性と接触した人を中心に感染が広がっています。

このため韓国政府は感染者に接触した人を、医療機関や自宅に隔離していますが、4日、隔離する対象をこれまでより300人ほど多いおよそ1600人に拡大し ました。現時点で確認されている感染は、すべて医療機関の中で起きていることから、韓国政府は感染者に接触した人がほかにいないか確認を急ぐとともに、国 民に対し、せきなどで出る飛まつを吸い込むことなどがないよう、マスクの着用や手洗いの徹底を呼びかけています。

ただ、感染者の増加を受けて韓国社会には不安が広がっていて、これまでに600近くに上る学校が休校を決めたほか、中国など海外からの観光客の予約のキャンセルが相次ぐなど、影響が出ています。