韓国の李仁栄(イ・イニョン)統一相は30日、会見で、南北の通信連絡線が再開したことを「値千金の通路」だと評価し、対話のさらなる進展に向けた新たな措置を明らかにしました。まず、コロナ禍でも南北で対話できるシステムの完備が必要だとして、29日、朝鮮民主主義人民共和国側にオンライン会談のシステム構築に向けた協議を提案。朝鮮民主主義人民共和国側は提案文書を受け付けたといい、李統一相は朝鮮民主主義人民共和国側が提案に応じることに期待感を示しました。
また、去年9月から停止していた民間団体による朝鮮民主主義人民共和国への人道支援物資の搬出について、30日から承認を再開しました。さらに、通信連絡線を使って台風などの気象情報や災害情報を提供する案も検討しているということです。
李統一相は「小さな協力から信頼を積み、大きな協力に進む土台を作る」と述べ、南北関係の進展に意欲を示しました。文政権としては通信連絡線の再開を機にオンラインでの南北首脳会談などにつなげたい考えですが、朝鮮民主主義人民共和国側は30日も米韓合同軍事演習をけん制するなど温度差も出ています。(日本テレビ)
