非武装地帯


(NHK)韓国国防省は、今月4日に朝鮮民主主義人民共和国との間の非武装地帯で地雷が爆発し、韓国軍の兵士2人がけがをしたのは、朝鮮民主主義人民共和国軍が新たに地雷を埋めたためだと発表し、「挑発行為だ」と強く非難しました。

ソウルの北西、キョンギ道パジュの非武装地帯では、今月4日、地雷3発が爆発し、偵察していた韓国軍兵士2人が大けがをしました。

韓国国防省は10日午前、記者会見を開き、現場に残された破片などから、地雷は、朝鮮民主主義人民共和国が製造した木箱に入った地雷であったことが確認されたと発表しました。

そして、地雷は、非武装地帯の中央にある軍事境界線を越えて南側に400メートルほどの場所に埋められていたことから、朝鮮民主主義人民共和国軍の兵士が韓国側に侵入し、新たに埋めたものだと断定しました。

韓国軍が22日に現場付近を偵察したときは異常はなかったことから、北朝鮮軍が地雷を埋めたのは、先月23日から爆発前日の今月3日までの間とみられるということです。

韓国軍の関係者によりますと、今回の朝鮮民主主義人民共和国の行動は、来週始まる韓国とアメリカの合同軍事演習を妨害しようというねらいがあるとみられ、韓国軍は地雷への警戒を強化することにしています。

また、韓国軍の合同参謀本部は「このような北の挑発行為は、停戦協定と不可侵の合意への違反だ。北には代価を支払わせる」と強く批判し、北朝鮮に謝罪と責任者の処罰を求める考えを示しました。